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目黒本町の家

2015|Residencial|高密な市街地で明るさとプライバシーを調整する木造3階建住宅

この地域の最低限度である敷地面積60㎡、前面道路4mという条件で、適度なプライバシーを担保しながら明るく、コンパクトながら広々として開放的な住環境が求められた。

隣家が近いことから、階段やインナーバルコニー、テラスを介して、ワンクッション置いた光が3層に回る構成とした。
階段は、豊かな生活のシーンを描き出すきっかけとなるよう、居住スペースと関わりを持たせ、上下階の移動を、その他の行動と連続した、気持ちの途切れない体験とすることを大切にしている。

インナーバルコニーは主要な軸線から45°振って設置し、4mの前面道路を挟んで対面する建築物との間に距離間を持たせている。
高度斜線によって北側が削り取られたファサードに、跳ね出しのバルコニーが取り付く外観が、この地域の3階建ての典型だが、規制をそのまま受動して外観に反映するのではなく、斜線とバルコニーを積極的に建築ボリューム構成の手がかりとした。
所在地
東京都
主用途
専用住宅
規模・構造
地上3階(木造)/建築面積:35.69㎡/延床面積:102.11㎡
敷地条件
第1種住居地域/最低敷地面積60㎡/新防火地域/17m第2種高度地区
構造設計
株式会社 tmsd
施工
柏倉建設株式会社
写真
矢野紀行写真事務所
1階は階高を極力絞り、2階のLDKの天井高を最大限確保している。階段は量感を持たせず壁からの片持ち鉄板階段とすることで、家具の存在感に近づけている。

1階は階高を極力絞り、2階のLDKの天井高を最大限確保している。階段は量感を持たせず壁からの片持ち鉄板階段とすることで、家具の存在感に近づけている。

1階は、カーテンや家具、天井いっぱいの引戸の開閉で間仕切り、いく通りかの使い方に対応できる一室空間としている。

1階は、カーテンや家具、天井いっぱいの引戸の開閉で間仕切り、いく通りかの使い方に対応できる一室空間としている。

2階から3階へ続く階段はスチール角パイプと鉄板、ラワン合板のを組み合わせとし、1階へ間接的に採光している。

2階から3階へ続く階段はスチール角パイプと鉄板、ラワン合板のを組み合わせとし、1階へ間接的に採光している。

下部には歩いて通れる空間を保ち、リビングを横断する階段。ショートスパンだからこそできる軽やかな構成とした。

下部には歩いて通れる空間を保ち、リビングを横断する階段。ショートスパンだからこそできる軽やかな構成とした。

キッチンテーブルや天袋は、階段と同様、置き家具の存在感に近づけている。床材は花梨無垢フローリング。

キッチンテーブルや天袋は、階段と同様、置き家具の存在感に近づけている。床材は花梨無垢フローリング。

キッチンテーブルはステンレス張り、天袋下面もステンレス張りとしている。
階段はトップライト折り上げ部と組み合わせることで、リビング側へ飛び出す最下段の高さを上げている。また、階段を介してトップライトからの光を居住区間全体に回している。

キッチンテーブルはステンレス張り、天袋下面もステンレス張りとしている。
階段はトップライト折り上げ部と組み合わせることで、リビング側へ飛び出す最下段の高さを上げている。また、階段を介してトップライトからの光を居住区間全体に回している。

3階には個室を2室配置。界壁は、将来、少しの改修で一室空間として利用できるよう、非構造壁としている。

3階には個室を2室配置。界壁は、将来、少しの改修で一室空間として利用できるよう、非構造壁としている。

北側高度斜線によって3階の一部が切り取られるボリューム。道路斜線は天空率を算定し斜線による制限を除外している。

北側高度斜線によって3階の一部が切り取られるボリューム。道路斜線は天空率を算定し斜線による制限を除外している。