Kyoto JAPAN

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松井アーキメタル本社社屋

2017|Office|既存2段式駐車場骨組を利用したリノベーション

金属金物をはじめとする建築資材の卸売りから、金属屋根・サイディングの成型加工まで、幅広く建築資材を扱う総合商社の本社社屋。

既存建物1階には、2段式駐車場が2列に4台設置されていた。まず、既存駐車場の構造躯体を部分解体し、新しい建築に必要な部材を整理し残した。そして、残された躯体を被覆し、ゲート状の開口を持った家型フレーム4棟へと変換した。

うち2棟の連なりをショールームを兼ねたオフィススペース、とし、残り2棟は引き続き駐車スペースとした。既存駐車場躯体を利用することで、建築本体への構造的影響のない独立した建築とし、コストダウンと廃材の削減を実現している。

また、外装には松井アーキメタル株式会社工場にて成型加工した屋根材、内装、家具に取扱い資材を用い、本社社屋にふさわしい構えとしている。
所在地
京都市
主用途
オフィス
規模・構造
鉄骨造/改修部分床面積 248.25m2
構造設計
柳室純構造設計
設備設計
創見社設備設計
照明計画
maxray
施工
サクジ工務店
写真
矢野紀行写真事務所(既存写真除く)
改修前:天井高4.3mの空間に2段式駐車場が設置されている。

改修前:天井高4.3mの空間に2段式駐車場が設置されている。

改修前に設置されていた駐車場の2スパンのうち、片側をオフィスへ改修。もう片側は引き続き駐車場として利用。

改修前に設置されていた駐車場の2スパンのうち、片側をオフィスへ改修。もう片側は引き続き駐車場として利用。

オフィス部分エントランス。スチールハンガードア(横引き)とFix、片開きドアを組み合わせた製作サッシとしている。

オフィス部分エントランス。スチールハンガードア(横引き)とFix、片開きドアを組み合わせた製作サッシとしている。

既存駐車場骨組みを耐火被覆で包み、4寸の勾配と大きな開口を持った屋根をかける。

既存駐車場骨組みを耐火被覆で包み、4寸の勾配と大きな開口を持った屋根をかける。

外壁のガルバリウム鋼板屋根材は松井アーキメタル株式会社工場にて製作。

外壁のガルバリウム鋼板屋根材は松井アーキメタル株式会社工場にて製作。

駐車スペースとオフィススペース、ポーチは、周辺の建築物より間口が広く高さは低い家型が並ぶ一連のデザインとした。

駐車スペースとオフィススペース、ポーチは、周辺の建築物より間口が広く高さは低い家型が並ぶ一連のデザインとした。

駐車スペースは7mスパンの開放的な空間。屋根面の開口、床壁の反射によって、奥まで光が届く。

駐車スペースは7mスパンの開放的な空間。屋根面の開口、床壁の反射によって、奥まで光が届く。

既存駐車場骨組を被覆した梁型、柱型は室内にも反映している。天井の高さは開放感を生むが、それに加えて、やんわり囲われた部分や低い部分を作ることで、開放感があると同時に拠りどころのある空間にする。

既存駐車場骨組を被覆した梁型、柱型は室内にも反映している。天井の高さは開放感を生むが、それに加えて、やんわり囲われた部分や低い部分を作ることで、開放感があると同時に拠りどころのある空間にする。

ミーティングスペースと応接スペースはフレームによってできる弱い閾(しきい)を基準にして家具を配置し、場を作っている。

ミーティングスペースと応接スペースはフレームによってできる弱い閾(しきい)を基準にして家具を配置し、場を作っている。

ミーティングスペースの背面は銅メッシュ張りの建具で覆われた収納。外から棚の中を確認することができるが、雑然とすることは緩和するバランスとしている。
また、棚の背面に空調機本体を配置し、棚の背板にパンカー(空調吹出口)を設置。お椀型のパンカーと仲間になれそうな銅製のお椀型ペンダントライトを吊るしている。

ミーティングスペースの背面は銅メッシュ張りの建具で覆われた収納。外から棚の中を確認することができるが、雑然とすることは緩和するバランスとしている。
また、棚の背面に空調機本体を配置し、棚の背板にパンカー(空調吹出口)を設置。お椀型のパンカーと仲間になれそうな銅製のお椀型ペンダントライトを吊るしている。

家型のフレームを利用した照明計画。フレームは器具を隠すことに一役買い、照明計画の基準にもなっている。

家型のフレームを利用した照明計画。フレームは器具を隠すことに一役買い、照明計画の基準にもなっている。

天井は既存ジプトーン、柱梁型は内外連続した吹付け、床はオークフローリングとしている。

天井は既存ジプトーン、柱梁型は内外連続した吹付け、床はオークフローリングとしている。

3.3mのミーティングテーブル天板は複層ポリカーボネートと合板をハイブリッドし、適度な重量と強度に調整。脚部は、脚立を加工したもの。
展示棚は構造用合板にガルバリウム鋼板張り、通常、床を支える部材である構成束を棚脚として転用。

3.3mのミーティングテーブル天板は複層ポリカーボネートと合板をハイブリッドし、適度な重量と強度に調整。脚部は、脚立を加工したもの。
展示棚は構造用合板にガルバリウム鋼板張り、通常、床を支える部材である構成束を棚脚として転用。

2階執務スペースエントランス。既存プランに最小限の改修を施し、執務空間にふさわしい仕様としている。

2階執務スペースエントランス。既存プランに最小限の改修を施し、執務空間にふさわしい仕様としている。